シェットランドの食

シェットランドの野の幸、海の幸、素朴な家庭料理からカフェごはんまで、日本人にもなじみやすい食の楽しみ方を紹介します。予算やシーン別に選べるので、旅の食事計画づくりにも便利です。

I love sassermeat! ❤️

メニュー

🍴港町の朝食🍴

スコティッシュ・ブレックファスト

王道の朝食セット(ベーコン、ソーセージ、ブラックプディング&エッグ付)は、1日のエネルギーをしっかり補給できる、ボリューム満点朝ごはん。トマトやマッシュルームや豆などは、注文時にお好みの量を伝えると調整してもらえることが多いです。£8~

ササーミート・ロール

シェットランドに来たらぜったい食べてほしい、イチオシのシェットランドB級グルメ。シェットランド産ビーフ100%挽き肉に秘伝のスパイスを混ぜ込んだ「ササーミート」のバーガーです。追加で、チーズとオニオンとトマトケチャップをトッピングしてもらうとさらに美味。£3.5~ テイクアウェイ可

島のオーツ粥 ポリッジ

島特産のオーツ麦にたっぷりの新鮮なミルクを入れて炊いた、クリーミーなお粥。バナナやベリー類、ナッツ類を入れても美味。休日の朝にはウィスキーを垂らすのが、筆者のお気に入りです。

🍴港カフェランチ/レストラン🍴

サーモンサンド

島で獲れた鮭を燻したスモークサーモンはシェットランド名物。スモークサーモンをたっぷり挟んだサンドウィッチは、お手軽な昼食にぴったりです。レストランでは£8くらい~、お惣菜のテイクアウェイだと£4くらい。

ステーキパイ

シェットランドビーフを香りよいグレービーソースに絡めて、香ばしく焼き上げたステーキパイ。£12〜。

地元の小さな小売店の惣菜コーナーで販売されている肉屋さんのパイが、コスパ最高。昼を軽く安く済ませたい時におすすめ!£3~

ムール貝の蒸し煮

島特産のムール貝を白ワインとハーブで蒸した逸品。身にぎゅっと旨味が詰まっています。塩味のきいた旨味たっぷりのスープも、ガーリックトーストを浸して召し上がれ。 £12〜 

フィッシュ&チップス

白身魚を秘伝の衣で揚げて、サクサクの素揚げのじゃがいもを添えた名物料理。ビネガーをたっぷりかけて食べるのが通。£16~。ボリューム満点なので、少食の人はハーフ・ポーションをオーダーしよう。 

リースティットマトン・スープ、バノック添え

クリスマス、ニューイヤーなどの祝祭や家族親戚の団らんに欠かせない、ハレの日のごはん。シェットランダーにとっては、大切な家庭の味です。島特産の羊を塩漬けして干した「リースティット・マトン」で出汁を取り、地元産根菜をコトコトじっくり煮込んだ伝統のスープ。素焼きのパン「バノック」に地元産バターをたっぷり塗って、羊の薄切り肉を挟んで召し上がれ。

ルバーブ クランブルケーキ

初夏に島のあちこちで収穫される、北国特産の植物「ルバーブ」をあく抜きして炊いて、ほろほろのクランブルをのせて焼いた夏限定の名物ケーキ。酸味があって美味しい。観光の合間の休憩に。紅茶セット£7~。

これがルバーブ!巨大な茎の部分を炊いてあく抜きします。

番外編/シェットランドバターとオーツケーキ

オーツ麦を焼いて固めた素朴なオーツケーキは、スコットランド地域の携帯食/おやつ。地元産のほどよい塩味のバターがよく合います。小腹がすいた時のおやつにぴったり。

「イギリスの飯はまずい」とよく言われますが、シェットランドのご飯をまずいと思ったこと、筆者はないです。どれも素朴だけれど、素材の味が生きた一皿一皿です。

港を望むカフェの窓辺席、地元の人が集まるパブのカウンター、小さなベーカリーで焼き上がったばかりのパンを選ぶ。そんなシェットランドの日常の食風景。旅先で自分が座りたい席を想像してみてください。

紹介

食とシェットランド

シェットランドの料理は、北の荒海で獲れる魚介と、羊や牛などの畜産、そしてオーツやじゃがいもといった素朴な食材が主役です。

🐟️ニシンherring🐟 18世紀頃からニシン漁が盛んで、たくさんの漁船で漁に出かけては、大量の新鮮なニシンを塩漬けの保存食に加工し、ヨーロッパに輸出していました。ニシンを開いて、塩漬けしてオークのチップで燻した「キッパーkipper」は、伝統的な朝食メニュー。琥珀色の身は旨味があって、焼いてもボイルしても、最高に美味しい。

🐟タラhaddock🐟 フィッシュ&チップスが何と言っても有名です。また、スモーク鱈を新鮮なミルクとじゃがいもで炊いたチャウダーcullen skinkは、クリーミーでこくがあって、とても美味しいです。

🐟サバmackerel🐟 冷たい海を泳いで脂がのったシェットランドのサバは、旨味が凝縮していて美味しい。開いて塩漬けにして干したサバは、シェットランドの魚介類の中で一番安く手に入る、庶民の味方の魚です。

🐟鮭salmon🐟 スコットランド産サーモンの多くがシェットランドで獲られており、養殖が盛んです。燻したスモークサーモンは独特の風味があり、人気です。

🐟ムール貝mussels🐟 シェットランドの冷たい水温が養殖に適しており、スコットランド全体の8割がシェットランド産と言われています。環境に影響を与えないエコな漁業として定評があります。

🐟牡蠣oyster🐟 殻つきで魚屋さんで見かけます。シェットランドでは、精がつく食べ物と言われていて、バレンタインの時期に人気だとか(笑)

🍖肉類は、牛や羊がよく食べられます。どちらも広い野に放たれて、自由に草を食べてのびのび育てられています。牛肉の「ササーミート」も羊の「リースティット・マトン」も、もともと冬の保存食として発展したものです。肉屋さんでは、巨大な羊の脚がぶら下がっているのを見ると、ワクワクしますよ!

🐄地元Shetland Farm Dairiesの乳製品が美味しいです。新鮮な牛乳、クリーム、バター最高です。

🥔シェットランドで、主食級に食べられているのが、じゃがいもです。冷涼な気候なので、いろいろな地域でじゃがいもが栽培されて、品種もたくさんあります。日本で言うと、米袋のような大きい袋で売られています。しかも、安い!!!茹でたり蒸したり焼いたり揚げたり、食べ方も様々です。ぜひ、美味しいシェットランドのじゃがいもを召し上がってくださいね!

🌾シェットランドで、次に主食として食べられるのが、オーツ麦です。冷涼で小麦が育たなくても、オーツ麦は育てられるのです。牛乳で炊いてお粥ポリッジporridge にしたり、スープScottish brothに入れたり、フライパンでバターで炒って肉料理に添えたりします。

🍴近年は、ベジタリアンやヴィーガン向けメニューを用意するカフェやレストランも増えており、小麦アレルギーの人向けにグルテンフリー対応を掲げる店もあります。(スーパーにも、ヴィーガン向けやグルテンフリー食材が普通に売られています。日本食材も、アジア食材もよく見かけます!)

🍴パブではカウンターで注文・支払いを済ませてから、席で料理を待つスタイルが多いです。

🍴レストランでの支払いは、レジではなく、各テーブルで行われることが多いです。食後、”Bill please.”と店員さんを呼んで、テーブルでお会計してもらいます。

🍴チップは、会計時に数パーセント上乗せすれば十分。(パブやカジュアルなカフェでは、たいていチップなしでも大丈夫です。丁寧に接客してくれた店員さんがいれば、お礼の気持ちとしてさりげなくチップを渡せるといいですね。)最近は、クレジットカードでもチップは払えますが、食事代はカードで支払ってもチップは現金で渡した方が、店員さんに直接渡るそうです。日本にはない習慣なので、いざという時あわてないよう、いつも少し硬貨が財布にあると安心です。